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今回は、理系の生徒が迷いがちな、
「理学部と工学部」の違いについて解説していきます!
どちらも似たイメージを持つかもしれませんが、
学んでいる内容は異なります。
入学後に「イメージと違う…」ということにならない様に
しっかりと各学部で学ぶ内容を知っておきましょう!
理学部で学べることは?
まずは理学部から説明していきます。
理学部で学ぶことは、一言で言うと
「真理の探究」
です。
詳しく説明していきます。
理学部は、
まだ解明されていない現象の仕組みや法則について学ぶ学部です。
具体的には、
数学、物理学、化学、生物学、地学などにあたります。
「基礎研究」と「応用研究」という言い方もされるときもありますが、
理学は「基礎研究」にあたります。
ここで言う、「基礎」とは決して「簡単」という意味ではありません。
「研究の基盤となる原理や原則」ということなので、
「基礎研究」の方が抽象度が高く、
難しい場合が多いです。
また、学問内容自体が非常に高度なため、
一般的には工学部より理学部の方が偏差値が高い傾向にあります。
(工学部より理学部の方が定員が少ないことが多いので、
その影響で偏差値が上がっているとも考えれらます。)
数学や理科は、
「こんなこと学んで役に立つのか?」と思われてしまうことが多い科目ですが、
皆さんがいつも手にしているスマホや、
通学の時に使っているバスや電車も、
理学によって発見された原理を使って発明されています。
つまり、理学は我々の豊かな生活を支える学問なのです。
工学部で学べることは?
次に、工学部の説明をします。
理学部の説明で、
「基礎研究」と「応用研究」があり、
理学部は「基礎研究」にあたる
と書きましたが、工学部は「応用研究」にあたります。
理学部が見つけた「真理」を、
実生活に役立てるようにするためにはどうするのか
というのを学んでいきます。
したがって、
モノづくりやプログラミングなど、
実践的な内容を学ぶことができます。
たとえば、スマホやTVなどで用いられているデジタル電波には
複素数の考え方が使われています。
この時、「複素数」を発見、発明するのが理学部で、
「複素数を応用すると電波について考えるときに役立つ」
ということを発見するのが工学部です。
つまり、理学部と工学部は切っても切れない関係にあり、
学問領域もあいまいなものもあります。
だからこそ、「理工学部」という学部も存在します。
理学部・工学部に向いている人は?
理学部に向いている人
・「なぜ?」を考えることが好きな人
・好きなことに熱中できる人
・知らないものを知りたいと思う人
・論理的な人
理学部は常に、「なぜ?」と向き合う学問です。
それを突き詰めるために論理を積み重ねていきます。
未知のものについて研究をしていくため、順調に進まないこともあります。
しかし、数学や理科が好きで、楽しいと思える人にとっては、
様々な疑問が紐解かれていき、充実した研究ができると思います。
工学部に向いている人
・モノ作りが好きな人
・仕組みを作ることが好きな人
・人の役に立ちたい人
・想像力がある人
工学部は抽象的な概念を形にしていく学部です。
「こうなったらいいのに」
「これがあったら助かるのに」
というのを考えている人は工学部に向いています。
また、その発想の原動力は、
誰かの役に立つものを作りたい、という人も多くいます。
だからこそ、誰かに貢献したいという気持ちがあれば、
工学部で充実した勉強ができるでしょう。
まとめ
理学部
未知の心理を探求する学部。
好きなものに熱中できる人が向いている
工学部
モノづくりをしていく学部。
人の役に立ちたい人が向いている。
・他の学部についても知りたい!
・自分が向いている学部を知りたい!
・勉強内容があっているか教えてほしい!
など、大学受験や勉強のことでお悩みがあれば、
ナセバ進学予備校までお問合せください!
皆さんの進路選択が良いものになることを祈っています!