【2024年最新版】名古屋大学の受験対策!難易度や偏差値、勉強方法を解説!≪文系学部編≫

東海地方の最難関大学である、名古屋大学。
通称、”名大”と呼ばれており、一度は耳にしたことがあると思います。

東大や京大と並んで、「旧帝大」の一つとして数えられています。

「Times Higher Education」(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション)が発表した、
「THE日本大学ランキング2023」では
日本国内すべての大学の中で8位にランクインされており、
レベルの高さが計り知れます。

この記事では、名古屋大学の文系の合格を目指す方向けに、
難易度や勉強法など、
知っておきたい受験情報を紹介します!

目次

名古屋大学の難易度

名古屋大学では共通テストでの高得点は必須となっております。
河合塾の受験情報サイト、「kei-net」によると、
各学部の偏差値、共通テストのボーダーは以下のようになります。

文学部
共通テスト得点率 77% 偏差値 62.5
教育学部
共通テスト得点率76% 偏差値62.5
法学部
共通テスト得点率76% 偏差値60.0
経済学部
共通テスト得点率77% 偏差値60.0


上記のように、どの学部も8割程度の得点率が必要になります。
夏休みには共通テスト対策に入り、
本番1か月前には安定して8割をとれるようにしておく必要があるでしょう。


法学部以外は2次試験の方が配点が高いので、
必ず8割を超えていないといけないわけでは無いですが、
それでも共通テストで高得点を取ることで
合格の可能性を上げることができます。

名古屋大学の受験科目と配点

次に、各学部の必要科目と
共通テストと2次試験の配点です。

文学部
共通テスト 950点満点
2次試験(4科目) 1200点満点
英語 400点
数学 200点
(Bは数列、Cはベクトルからの出題)
国語 400点
地歴 200点
(地理、世界史、日本史から1科目選択)

教育学部
共通テスト 950点満点
2次試験(3科目) 1800点満点
英語 600点
数学 600点
(Bは数列、Cはベクトルからの出題)
国語 600点

法学部
共通テスト 950点満点
2次試験(3科目) 600点満点
英語 200点
数学 200点
(Bは数列、Cはベクトルからの出題)
小論文 200点

経済学部
共通テスト 950点満点
2次試験(3科目) 1500点満点
英語 500点
数学 500点
(Bは数列、Cはベクトルからの出題)
国語 500点

名古屋大学は異なる学部でも入試科目が同じ場合は同一の問題を出しますが、
学部によって配点に差があるのでそれを見越した計画的な勉強が必要です。

また、法学部を受験する場合は小論文が必要です。
他の科目と同様、十分な対策を取るようにしましょう。

名古屋大学の傾向と対策

ここからは2次試験の各科目の対策について述べていきます。
先ほども書いた通り、名古屋大学は2次試験の配点が高い学部がほとんどなので、
共通テストの対策を早めに終わらせて、
2次試験に向けての勉強をいかに長い時間できるかがカギになるでしょう。

英語

傾向

試験時間は105分です。
大問は4つで、長文読解問題が2つ、会話文が1つ、英作文が1つです。


長文問題には和訳や内容説明問題、空所補充問題など
様々なタイプの問題が散りばめてあり、
正確に文章を読む能力が問われます。

会話文の中にも英作文問題が入っています。
英作文は和文英訳ではなく、自由英作文です。
内容が書き辛いものも含まれており、決して簡単とは言えません。

対策

名古屋大学の問題は、長文を速く、正確に読む力が求められます。
長文の中にある語彙もレベルが高いものが多いです。
分からない単語が多いと読むスピードも当然落ちてしまいます。
高2の冬までに英単語帳は一冊分終わらせておく必要があるでしょう。

また、文法や語法も疎かにせず、基礎固めをし、
またそれを英作文で使えるようにしておく必要もあるでしょう。

これは、英語の学習で至極基本的なことと言えます。
名古屋大学という最難関の大学でも、基礎を徹底的に守り、
丁寧に勉強を進めていく必要があるのです。


その上に、過去問演習などで傾向や時間配分を掴んでいきます。

ここ数年で英作文の傾向は変わっていますが、
多少傾向が変わったとしても、ゆるぎない基礎を固めた生徒は合格点を取ることができます。

国語

傾向

試験時間は105分です。
大問は3つで、現代文が1題、古文が1題、漢文が1題です。


漢文では最後の問題が150字の記述です。
ここまでボリュームのある記述問題は漢文では珍しいです。
勉強時間が少なくなりがちな漢文ですが、
こちらもしっかりと勉強をしておく必要があります。

現代文は記述問題がほとんどを占めており、
本文の内容を簡潔にまとめる記述力が求められています。

古文では和歌の解釈に関する問題も出てきます。
2023年度は文学史の問題も出てきました。
古文単語や文法はもちろん、古文常識まで頭に入れておきましょう。

対策

現代文については、
日ごろから本文の内容をまとめる練習をすると良いでしょう。
また、読解についても、表面的に読むのではなく、
頭の中で批評したり共感したり、文章の意味をもっと自分なりに嚙み砕いて読みましょう
それが読解力につながります。

古文は、単語や文法はもちろん、古文常識も覚えるようにしましょう。
現代語訳の問題は単語と文法の知識だけでは解けないものもあります。
そのうえで、実践的な問題に多くチャレンジしましょう。

漢文は、必要な句法、語彙は英単語と同様に、高2の冬までに覚えましょう。
文系でも後回しにしがちな漢文ですが、
最も勉強時間が得点につながりやすい科目の一つです。

数学

傾向

試験時間は90分です。
大問は3つで、各大問に小問が3題ついています。

それぞれの小問は誘導になっており、求めたものを活用する力が求められます。
難易度は文系の中では高い方になるでしょう。

また、問題のほかに公式集というものが配られます。
文系でも数Ⅲの公式が載っていますが、基本的には数ⅡBCの知識のみで解ける問題しか出ていません。

対策

名古屋大学の数学は奇抜な問題は出てきません。
公式をしっかりと覚え、どんな時に使えるのかを理解していけば、
解ける問題も多くあります。

大問数は3つで90分と、一見1つの問題に時間が掛けられそうですが、
前述の通り小問がそれぞれ3つあり、問題数は9問なので、
1問あたり10分のペースで解く必要があります。
意外と時間が無いので、問題の意図を読み取り、
素早く解法を導き出すことが求められます。

そのためには2次試験向けの問題を数多くこなす必要があるでしょう。
2次試験では見たことも無い問題が必ず出てきます。
そういったものにも対応できるようにするためには、
数多くの問題を解き、分からない問題は解説を分かるまで読み込み、
もう一度解いて理解しているか確かめる…
そういった地道な努力を継続しましょう。

地歴

傾向

試験時間は90分です。
大問は日本史・世界史が4つ、地理が3つでした。


いずれの科目も説明問題が多く、世界史と地理は字数指定がある論述問題もあります。
用語の暗記に留まらず、体系的に理解しているかが問われる問題でしょう。

必要な知識は教科書レベルですが、
記述量の割に試験時間が少ないので、そこも含めて難易度が高い問題となっています。

対策

歴史については用語の暗記はもちろんですが、
出来事が起こった背景や、同時代の他の地域の状況なども把握しておきましょう。
また、説明問題を解けるようにするために夏休み明けには記述問題に多く取り組み、慣れておくようにしましょう。

地理については、統計データを確認する習慣を付けましょう。
データ上に現れる地域がなぜそのようになっているかを理解する必要があります。

どちらも、単なる用語の丸暗記に留まらず、
そうなった理由まで理解して覚えるようにしましょう。


地歴は普段の積み重ねが非常に重要です。
毎回毎回資料集も確認するのは非常に手間ですが、
その手間を惜しまず勉強できた人が合格を勝ち取ることができます。

小論文

傾向

試験時間は90分です。
問題数は3問あり、2問が本文の説明問題、1問が本文の内容を踏まえての自分の意見の論述です。

問題文が9ページ以上もある文を読んだ後に問題に答える必要があります。

対策

名古屋大学の小論文は現代文の問題と似た部分がありますが、
それでも小論文特有の対策が必要になります。

それは、きちんと「論」を展開することです。
「論文」なので、主観的な意見ではなく、客観的なデータや状況を元に記述を進める必要があります。

そのためには、多くの知識を知っておく必要があります。
時事的なことであったり、本を読んでおくなど、背景知識を多く知れば知るほど、
小論文は書きやすくなります。

受験生だと本を読む時間はなかなか取れない人も多いと思うので、
最低限時事は追っておくようにしましょう。

また、書く練習も必ずしましょう。
夏休み明けから少しずつ始められると本番には間に合います。
書いたら必ず添削をしてもらい、
自分の論の進め方に問題がないか第三者にチェックしてもらいましょう。

名古屋大学の倍率

2024年度の名古屋大学の倍率は以下のようになっています。
()内は2023年度の倍率です。

文学部 1.7倍(2.0倍)
教育学部 2.7倍(2.7倍)
法学部 1.8倍(2.1倍)
経済学部 2.3倍(1.9倍)


行きたい学部が決まっていない人は倍率や入試科目から選ぶのも一つの手かもしれません。
もちろん自分の希望する学部があった方がいいですが、興味関心は大学に入ってから変わる人も大勢います。

どの学部に行っても学ぶ環境が整っているのが名古屋大学です。

最後に

いかがだったでしょうか?
名古屋大学は基本に忠実に、地道に勉強してきた人にとっては
難易度は高いものの十分に対策ができる問題を出しています。

皆さんが第1希望に合格することを祈っています!

最後までお読みいただきありがとうございました!
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