大学入試の最新ニュース!家計と受験生に優しい大学受験へ!

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https://www.asahi.com/thinkcampus/article-121003

目次

記事の要約

2026年度大学入試では、
私立大学を中心に「家計にやさしい入試」が拡大している。
神奈川大学や京都産業大学などでは、2併願目から受験料を無料にする制度を導入。
千葉工業大学は共通テスト利用入試を全て無料とし、
一般選抜も同一日なら1学科分の受験料で複数学科を受験できる。
また、入学辞退時に入学金を一部または全額返還する大学も登場しており、
文科省の方針を受けて今後拡大が見込まれる。
さらに、国公立大学では後期日程で理科を削除するなど、
2次試験の科目削減による負担軽減が進む。
一方、私立大学の共通テスト利用入試では、4〜6教科の「多科目型」が増加。
国公立大志望者にとって私大併願がしやすくなる一方で、倍率上昇の可能性もある。
全体として、
受験料・科目負担の軽減と併願の柔軟化が進み、家計にも受験戦略にも変化が生まれている。

大学入試のプロはこう考える!

私立大学の、
複数の学部や入試形式を受験する場合は割引や受験料免除という制度は
これまでも様々な大学でありました。
今回はそれの拡充がされた、というニュースです。

先日取り上げたように、
入学を辞退した場合の入学金の返還の動きがあったりと、
受験生やその家庭にとって有利な状況になっています。

「大学全入時代」と言われて久しく、
私立大学も様々な施策を通して受験生や学生の確保に取り組んでいます。

金銭的な面だけで考えると、
家庭にかかる負担は少なければ少ないほど良いです。
受験料が減ればそれだけ多くの大学や日程での受験が可能になり、
合格をつかみ取れる可能性が上がるからです。

しかし、科目数の減少などの負担減ということは
長期的に見た時に必ずしも良いこととは思いません。

記事でも触れられていますが、
工学部に入学するために理科が必要なかったとしても、
入学してからは必要になります。
せっかく入学したのに基礎的な知識が無いからついていけずに
辞めてしまう…
なんてことになったら本末転倒です。

また、「大学に入学すること」の負担が減れば減るほど、
「受験勉強に本気で向き合うこと」の価値が高まります。
「行きたい大学のために身を削って勉強をする人」と
「とりあえず大学に行きたいだけの人」の差が大きく付きます。
18~20歳の間に長期的な努力ができたかどうか、ということは
今後の人生形成においても大きな意味を持ちます。
科目数が減ったりして負担が軽減されたからこそ、
前までと変わらない、地道で泥臭い努力をしてほしいと思います。

「一つの目標に向かって打ち込む」という経験は
自分を大きく成長させてくれるはずです。
受験勉強がその一つとなってくれたら、
塾の人間としてはとても嬉しく思います。

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