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https://www.asahi.com/thinkcampus/article-121001
記事の要約
2026年度大学入試では、私立大学を中心に学部・学科の新設が相次いでいる。
学習院大の国際文化交流学部や立教大の環境学部、
立命館大のデザイン・アート学部など、
難関私大の新設が目立ち、人気大学では新設学部でも志願者が多い。
一方、公立大では旭川市立大や福井県立大などで地域系学部を新設し、
地元人材の育成を狙う。
情報系・工学系では、
山口大や長野大などが新学部を設置し、
信州大のように学科を統合してコース制を導入する大学も増加している。
背景には、デジタル・グリーン分野など成長領域への対応と、
学生の主体的な学びを促す狙いがある。
また、国公立大では後期日程の廃止が続き、
医学部を中心に近隣大学への志望が増加する傾向が見られる。
こうした学部新設や日程変更は受験動向に影響を与えるため、
志望校の最新情報を確認することが重要である。
大学入試のプロはこう考える!
文科省は、
理学部/工学部/農学部に代表される、デジタルとグリーン分野の拡充に力を入れています。
具体的には、上記3学部の再編などに伴う経費は文科省が一部負担をしています。
理系学部の女子枠推薦や、
デジタル・グリーン分野の新学部・新学科の設置や再編は今後もあるでしょう。
また、学科を統合する「コース制」の導入も増えてくると思います。
コース生徒は、1つの学部の学科を統合して2年生や3年生に進級する際に、
自信が希望するコースへ進むことができる
という仕組みです。
入学した後に、
「やっぱりあっちの学科の方が良かったか…?」と
思ってしまうことは度々起こることなので、
入学後にやりたいことを改めて考えることができるコース制は魅力があります。
気になるのは、「後期入試の廃止」です。
単純に国公立大学に入学するチャンスの機会が1つ減るということなので、
これまで以上に私立大学の受験スケジュールの組み方を考える必要があります。
11月になり、
受験スケジュールを作成し始める時期です。
作成する際には、
冒険校(判定が良くてD)
実力相応校(判定がD~B)
安全校(判定が複数回A)
の3つの軸で考えていくようにしましょう。
冒険校は無くても良いですが、安全校を削らないようにしましょう。
「この大学は受かっても行かないから」と
受験校を削る生徒がたまにいますが、
仮にそこの大学しか受からなかった場合でも進学せず浪人する、
というくらいの覚悟がある場合しかその考えは通用しません。
一番の優先事項は「大学生になること」です。
「行きたい大学」だけで受験スケジュールを組まないように注意しましょう。
三重県の大学受験生/高校生にはどんな影響がある?
直接大きな影響は無いかと思いますが、
上記の記事で挙げられている、静岡大学 人文学部 言語社会学科/経済学科と
和歌山県立医科大学 保健看護学部の後期入試の廃止は影響を受ける生徒も
三重県には多いのではないでしょうか?
「後期入試まで受けようと思っていたが、
出願直前で後期入試が無いことに気が付いた」
とならないように、受験する予定の大学の募集要項は目を通しておくようにしましょう!

